TAYAのSDGsへの取り組み

アンバサダー サリー楓

サリー楓 メッセージ

サリー楓

これまで私自身が人に相談することで助けられた部分がたくさんありました。

その中には美容師の方に相談して、見た目のアドバイスをしていただいたり、さらに心のケアもしていただきました。

定期的に通っていく中で髪の話しを通して自分がこういう風に生きていいんだというように自信を得られたり、自分の生き方を肯定してくれるような会話が出来たりといった嬉しい経験が根底にあったからこそ、今回アンバサダーのお話をいただいてとても嬉しく、また自分が発信することで何かの役に立てればこんなに嬉しいことはないと思っています。

先日銀座のGRAND TAYAさんに伺ったときに、なんでも相談できそうな空気感、信頼できそうな雰囲気というのをスタッフの方と会話をする中ですごく感じました。

この魅力をもっと多くの方々に、それはもちろんLGBTであるかどうかに関わらず、また年齢や国籍、性別に関わらずこの魅力を知っていただいて、ぜひTAYAに来てヘアスタイルについてだけでなく自分の感じていること、自分の在り方についてもっともっと話して欲しい、それを通して自分がこの社会の中でどういう風に生きていけばいいのか、ヘアスタイルを通して考えていくということも大事だと思っています。

 

SDGsといった大きな社会問題に取り組んでいる、そんなTAYAを通してお客様も社会に向き合っていくことが出来るようになる、私が発信することでそう感じていただける存在になっていけたらなと思っています。

プロフィール

プロフィール

サリー楓

■略歴

福岡県出身。慶應義塾大学大学院修了。

慶應義塾大学院在学中に社会的な性別を変え、トランスジェンダーとして活動を開始。

トランスジェンダーとして、LGBTQに関する講演活動をはじめ、ファッションモデル、ブランディング事業、国内外の建築事務所での経験を生かし建築のデザイン及びコンサルティング等多岐にわたり活躍。

■アワード

・ミス・インターナショナル・クィーン2019 日本大会ファイナリスト

・主演ドキュメンタリーフィルム「You decide.」邦題:「息子のままで、女子になる」
 Los Angels Diversity FIlm Festival 2020 ベストドキュメンタリー受賞、世界各国の映画祭にて公式招待

サリー楓 オフィシャルサイト 息子のままで、女子になる

保科社長 × サリー楓さん 対談

■私が美容室について思うこと

サリー楓とTAYA保科社長の対談
保科社長(※以下、保科)

このたびはTAYAのアンバサダーをお受けいただきありがとうございます。
楓さんは美容室をどう感じていらっしゃいますか?

サリー楓(※以下、楓)

男性として美容室にはずっと行っていましたが、女性として生きると決めてから最初に行ったのは大学生の頃です。やはりはじめて女性として美容室に行ったときはとても恐かったのを憶えています。

保科

どういったことが恐いと思われたのでしょうか?

自分の中では女性としてこうなりたいと思う理想像があるんですが、もちろんそれは担当の美容師の方は分からないわけで、実際に美容師さんが提案されるヘアスタイルに当然ギャップがある。それは例えば男性として美容室に行くと男性の雑誌やヘアカタログを持ってこられて、当然男性のヘアスタイルを提案されます。でもそこで本当はロングのヘアスタイルにしたいということを最初に言うのはとても勇気がいることでした。
でも実際に相談してみると、美容師の方は話を丁寧に聞いてくださり、一緒にどのくらいの長さが似合うのか、どういったヘアスタイルが自分らしさを表現できるかといったことまで考えていただきとてもありがたかったことを憶えています。

保科

美容室にはLGBTの方を受け入れることに関してまったく抵抗がないと思います。そういった意味で美容界は比較的柔軟な業界であるといえるかもしれません。

私はヘアスタイルって自分を表現する手段だと思います。そこに男性も女性も関係ないし、日本人も外国人も関係ないと思うんですけれど、TAYAさんをはじめとする美容室がそのように特別視せず普通に受け入れてくれることは、とてもありがたいと思っています。
髪は日常的に自分を表現する手段として一番耐久性が長いものだと私は思います。洋服やメイクやネイルなども自分を表現するものですが、どちらかというとその日の気分や感情で変わっていくものですよね。でも髪はいつでもどんなときもあるからこそ、本当の自分を表現しないといけないものだと思います。だけど髪だけは自分で切ることは出来ないから、美容師さんとコミュニケーションを取りながら作っていくことがとても大事だと感じています。だから美容師さんがそういう姿勢でいてくれると非常に心強いなと思いました。

保科

良い美容師、人気の美容師というのは、実は“技術が上手い人”よりも“分かってくれる人”なんですよね。自分の顔って毎日見るじゃないですか。だから他人は気づかないけど自分だけが気づくことって結構あると思うんです。そういう部分をお客様と話し合い、理解しあいながら理想のスタイルをつくっていける美容師が本当に良い美容師だと思います。
私の経験ですが、初めてのお客様には「3回まで必ず担当させてください。」と言うんです。3回担当させてもらえれば、その人の細かなニュアンスや求めているものが分かってきます。また逆にお客様も私のことを分かってくれるようになります。正直1回で相性ばっちりというのはなかなかないので、特に初めてのお客様とは「もうちょっとここをこうして欲しい」「こういうのはどうですか?」といったような会話を密にしてコミュニケーションを取りながら少しずつ理想に近づけていくようにしていました。

女性として髪を美容室で切るようになってからは、最初はやっぱり美容師さんの方が女性のヘアスタイルをよく分かっているだろうからと、美容師さんの提案通りにやっていたんですが、そのとき感じたのは、そうだと逆に美容師の方も困ってるようだったんですね。その方はいろんなスタイルが出来るのに「似合う髪型にしてください」というのが一番困っちゃうんですよね。というようなことを仰ってたんです。
やはり何度か通っていると、あ、こういうことも出来るんだ。とか、こうすればもっとこうなるんだ。とか今まで気づかなかったことを気づかせてもらったりして、自分の可能性にも気づかされますし、自分がどう見せたいのか、本当の自分の気持ちに向き合うことが出来るので、美容師さんとのコミュニケーションは本当に大切だなと思いました。

保科

美容師としては、自分が担当するお客様に「切ってくれればいいです。」とか「適当でいいです。」とかって言われるよりも、「こういうヘアスタイルにしたい」「こういうイメージにしたい」とご要望を言っていただき、それをお客様と会話しながら一緒に作り上げていくというのが美容師として喜びになっていくのだと思います。

私は結構美容師の方に注文する方なので、それで良かったんでしょうか?(笑)

保科

そのままで大丈夫です。
やはり美容師として、お客様に何でも言っていただいた方が仕事はしやすいんですよね。
美容師はこだわりが強い人間が多いので自分の意見を押し付けようとしたがることもあるかもしれません。
でもそれだと一流とはいえないんですよね。自分が作りたいものを作るんではなく、やはりお客様にとって似合っているかどうか、そしてそれが心地良いかが一番大切ですからね。

■創業時から一貫して10 人や国の不平等をなくそう

TAYA保科社長
保科

当社の企業理念は「すべての人に夢と希望を与え、社会に貢献する」です。
そしてそこに「性別・年齢別・国籍別で差別をしない」というのを当初から掲げていました。
TAYAは今年(2021年)創業57年目を迎えますが、この理念は創業者田谷哲哉の信念や考えを継承しつつ、時代の変化やニーズなどに合わせ対応し続けていくものと考えています。

やはり美容という点でも、自由に表現するということに意識的に取り組んでこられたので、TAYAさんには多様性を大切にするというカルチャーが元々あるのでしょうか?

保科

それは昔から当社にはあったと思います。
当時美容師は、圧倒的に女性が多くいました。でも今は当社でも多くの男性美容師、女性美容師がおります。また今はお客様もジェンダーレスで、髪は整えるだけではなくもっとカッコよくもっとおしゃれにと、個性を求められる方が増えています。

TAYAさんが掲げていらっしゃるように、年齢・性別・国籍によってオシャレをすることに対して大きな差があるということはないですからね。

■ジェンダー平等を実現するTAYAの取り組み5 ジェンダー平等を実現しよう

サリー楓

いま自分らしさを表現したい方がすごく増えていると思います。例えば女性が社会進出していく中で自己を表現していくことが多くなっている、ジェンダーの観点からも男性が長い髪にしたい、女性がスポーティなヘアスタイルにしたいというような方が多くいらっしゃると思うんですけど、そういったお客様のニーズの多様化に対応するためにTAYAさんが取り組んでいることはありますか?

保科

まず大事なのは、お客様とのコミュニケーションですね。楓さんが言われたように男性だから男性の雑誌を提供すると決め付けるのではなく、どういったものがお好みですか?と聞くことが大切だと思っています。
お客様のご要望を感じ取り、その方がどういったものを求めていらっしゃるのか、その際年齢や性別にとらわれることのない柔軟なスタイルの提案が出来るようにしています。
当社のスタッフにも様々な個性のスタッフがいます。会社としてそれをとても大切にしています。スタッフ一人ひとりの個性を大事にし、会社が制限することなく自分のスタイルを表現できるというのが美容の良さじゃないかと思うんです。

今回アンバサダーに就任することが決まって、たくさんのTAYAの美容師の方にお会いしました。皆さん本当に思い思いのファッションやヘアスタイルをされていて、とても個性的でオシャレだなと感じました。そういった方たちだからこそ、ファッションやヘアスタイルについて相談できそうだなということを感じました。

保科

それはとてもありがたいお言葉です。スタッフも大変喜ぶと思います。
当社も昔はユニフォームのようなものを着て仕事をしていたこともありましたが、今はある程度自由にして自分の個性で自分の好きなファッションで仕事が出来る環境にしています。

美容師の方に個性があると、担当の方がどんな方なのか分かりやすいですし、そのファッションやヘアスタイルを通して自分とのフィーリングというか相性を確認しやすいですよね。

保科

美容界は元々ジェンダーレスな業界ではありますが、当社はLGBTをはじめとしたそれぞれの価値観をお持ちの方たちに対して、会社としてなんの抵抗もなく受け入れることが出来る下地があるのは間違いないと自信をもって言えます。

■美容は教育である4 質の高い教育をみんなに

TAYAさんには美容学校を卒業された新人の方が多くいらっしゃるかと思いますが、教育に関してはどういったことをされていますか?

保科

今年も150名を超える多くの新人の方が入ってきました。当社が感じていることは、TAYAは美容室をやっているけれど、教育産業であるということです。

それはどういったことでしょうか?

保科

私が美容師になりたての頃は、デビューするまで5年以上はかかっていました。どちらかというと先輩の仕事を見て憶えるということがほとんどだったんです。でも今は5ランク9段階126項目によるTAYA独自のランクアップ制度の教育カリキュラムをつくり、最短3年目でデビューできるようにしました。

3年目でデビューというのはすごく早いですね。

保科

社内には教育ディレクターが多数おりますので、各サロンから集まって集合研修を行なっています。きめ細かな指導で、なるべく早く一人前の美容師になって欲しいという願いから、そのカリキュラムをもとに社員教育に力を注いでいます。

サロンごとの教育もあるんですか?

保科

本社等で行なう集合研修、スクールもあれば、サロンで先輩や責任者に教わりながら学んでいくことももちろんあります。
ただサロンだけでの勉強ではどうしてもサロンのレベルで違いが出てきてしまいます。また美容師はそれぞれに自己流があるので、個性ももちろん大事ですが、統一すべきところは統一して全国どのTAYAサロンに行っても同じレベルの施術が受けられるようにしています。

■働きやすい環境づくり8 働きがいも経済成長も

TAYAさんでは産休や育休であったり女性の社会復帰支援など、そのような働きやすい職場作りといったSDGsに関わる取り組みを何かされていることはありますか?

保科

出産・育児休暇制度の充実や、出産育児一時金の支給などは当然ありますが、それを取得しやすい環境づくりをしています。それから“チョキチョキママさん”といった結婚・出産といったタイミングで一時的に仕事を離れた後、技術に不安があるスタッフへの教育支援など復帰しやすい環境を整えるような取り組みもしています。

美容室で産休や育休など取り組まれている美容室というのは珍しいのではないでしょうか?

保科

当社の場合は会社組織になっているのでそういった部分においては比較的充実していることは確かだと思います。やはり個人経営の美容室だとなかなかそういった制度に取り組むことは大変ですからね。
ですので、私共のようなところが積極的に取り組んでいき、美容界において先陣を斬って改革すべきところはしていかないといけないなという使命は感じています。

他に福利厚生的な部分で何かされていることはありますか?

保科

勤続年数に応じた社員同士での海外研修旅行の実施など、社員が楽しみながら学べる環境づくりに取り組んでいます。

働きやすい職場づくり、環境づくりというのが、結局はお客様が相談しやすく話しやすいサロンの空気感につながっていくのかなと思います。社員の方が幸せだとその雰囲気を感じ取ってお客様も気軽に相談しやすく幸せになるという流れになっていくことがあるのではないかと思います。

保科

SDGsにも掲げられている社員の働きやすい環境について、休みが多いとか勤務時間が短いとか、そういうことだけではないと思っています。
自分が努力したことで何かを掴める、それは何を努力すればどうなるのかという目標を明確にしてあげること、そしてそれを目指していくことがやりがいだと思うんです。人って頑張って何かを成し遂げることですごく満足感を得られる、その繰り返しで人は成長していくものだし、目先の目標と将来のゴールや最終的な夢みたいなものが叶えられる会社、職場づくりが出来ればいいなと考えています。

とても共感できます。
「働き甲斐のある職場環境」ということがSDGsにもありますが、働き甲斐って私は「働きやすさ」と「やりがい」の両方が必要だと思っています。
「やりがい」というのは会社が目標設定することでどこに向かって努力していいのか社員に示すことだと思っていて、それを本当に努力していくためにはそこに「働きやすさ」が必要になってくると思います。そういう意味ですべての人が力を発揮できるような職場づくりをされているTAYAさんは素晴らしいと思いました。

■すべての人が笑顔になれるように3 すべての人に健康と福祉を

保科

現在当社は、福祉施設への美容師派遣・出張サービスや、お客様のご自宅からサロンへの往復に専用のドライバーによる送迎サービスといった取り組みも積極的に進めております。
特にこういったサービスを通して感じるのは、おいくつになってもキレイでいたいという思いは変わらないんだなと改めて感じさせられます。
お客様は皆さん嬉しそうに施術されているし、その気持ちはずっとありますよね。当社は、いつまでも美しくいたい、カッコよくいたいという気持ちを大切にしていただけるよう、そのお手伝いをしていきたいと常々思っています。

本当に美容師さんは色んな方の人生を華やかにしてくれているんだなと思います。
普段しなかったヘアスタイルにしたことで、毎日がちょっと楽しくなったとか、明るいヘアカラーを提案してもらったことで気分が明るくなったとか、そういうものの積み重ねでTAYAという会社がお客様の人生に深く関わっていくという未来が見えてきますね。

保科

美容を通して、お客様がハッピーになれるお手伝いができると言うのが美容師冥利に尽きるということかもしれません。

サリー楓とTAYA保科社長の対談
TAYAは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
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