HAIR KITCHEN NEWS vol.1
全社をあげて持続可能な開発目標(SDGs)を支援している「TAYA」では、2021年から”より良い明日のためのサステナブルレシピ”として誕生したヘアケアブランド「HAIR KITCHEN」を採用しています。今回はTAYAのSDGsアンバサダーであるサリー楓さんと、「HAIR KITCHEN」の開発に携わる資生堂プロフェッショナルの小林孝聡研究員の対談が実現。”使い手” ”作り手”の両方の立場から、ヘアケアを通して見据えるサステナブルな未来について聞きました。
GENDER FREE
全ての人に平等に開かれた
サロンを目指して
ー SDGsアンバサダーに任命された時の印象をお聞かせください。
楓さん まずTAYAの髪の毛に対する情熱や培われている技術、そしてスタッフの個々のスキルや接客には目を見張るものがあります。資源の循環化などを意識して環境負荷の軽減に努めたり、扱っているヘアケア用品もこだわって選んだ環境に配慮したもの。またダイバーシティを推進する雇用や社員の働き方改革まで、細かい選択のひとつひとつに環境や社会への配慮の視点がある。そんなTAYAの魅力を伝えられる立場を任されて光栄ですし、心から多くの人に知って欲しいと思いました。
ー TAYAのSDGsに関する取り組みについて感想をお聞かせください。
楓さん TAYAが大切にしている、「全ての人に平等で差別のない技術やサービスを提供すること」は、全ての美容室がぜひ取り組んで欲しい社会課題解決への一歩だと思いました。私も、メイクをした状態で初めて美容室に足を踏み入れたときは不安だった。でもTAYAでは、メイクや服装でどのように自己表現したいかに関わらず、私個人のアイデンティティに目を向けてスタイルを提案してくれたのが嬉しかったです。髪の一本一本の扱いにも思いを込めて、髪・肌・環境に優しく持続性と再現性を考えられたデザインでお客様に寄り添っているのが伝わってきました。
SUSTAINABILITY
より良い明日のために
環境に配慮した製品
"HAIR KITCHEN"の導入
ー 小林さん、改めてHAIR KITCHENはどんなプロダクトなのでしょうか。
小林さん HAIR KITCHENがこだわっているのは、大きく分けて原料と容器の二つの点。原料は天然由来成分にこだわり、果皮や種子、不揃いのために破棄されてしまう規格外野菜や果物を有効活用しています。地球環境に配慮した成分の配合と、髪や頭皮にやさしい使い心地を目指したクリーン処方を目指しています。また一部天然香料も使用し、使っていて気分転換になるような豊富な香りのバリエーションをご用意しました。
容器はサトウキビ由来のバイオマスプラスチックを採用したエコ・パッケージ。合わせて詰め替え用のレフィルも用意し、プラスチックゴミの削減に努めています。研究は今も続いていて、今後まだまだ新しい技術や成分が取り入れられる予定ではありますが、現時点では我々がベストを尽くしたと胸を張って言える商品になっています。
楓さん 私もTAYAで使ってもらったのをきっかけに、プライベートでもHAIR KITCHENを使っています。HAIR KITCHENという名前も素敵ですよね。冷蔵庫にスイーツやフルーツが並んでいると、気分が上がるじゃないですか。それと同じで、仕事が終わって疲れた時にHAIR KITCHENが並んでいる棚を見て「今日はどの種類を使おうかな」と、シャンプーやトリートメントを選ぶのが楽しい。その時間も豊かだと思います。
小林さん まさに、私たちが気を配っているところを実際に使って感じていただけて良かったです。
楓さん HAIR KITCHENという素敵なプロダクトは小林さんのような”作り手”と、TAYAや私のような”使い手”が揃うことで、初めてSDGsに繋がります。TAYAとHAIR KITCHENのタッグは、腕のいいパティシエと丁寧に作られたフルーツが出会ったような素敵なマッチングだと思うので、私は、そのマッチングの魅力をうまく伝えられるような”まな板”になりたいと思います。